本日の11月の「アウトドアレッスン@天王岩」は無事終了しました

 

曇り空で、とーーーーっても寒かったけれど、

参加者のおうた（小6）とえいと（中1）のチームメンバー2人は、

2人とも精一杯の努力で、技術の修得と伸長に取り組んでいました

 

先ずは「ちいせみ」5.8から。

チームメンバーは総合的な力を身に付けるとともに、

仲間同士の信頼関係を深めて行くことも目標の一つなので、お互いにビレイをし合いながら登ります。

 

定期的にアウトドアに出始めたばかりの おうた は、天王岩は初めての岩場です。

アウトドアでのリードクライミングもまだ始めたばかり。

それでも今日は、トップロープでのリハーサルはせず、いきなりのリードでがんばりました

1便目、岩の凹凸を良く観ながら動き方を工夫してトップアウト

　

 

えいと は何度も登っているルートだけれど、久しぶりの天王岩で、ルートの内容をすっかり忘れていました

でも、これはもう問題なし

　

 

今日は厚い雲に覆われたうえに冬並みの気温で、岩も冷たくて手がかじかみます

チョークバックにカイロを入れて、チョークアップをするたびに手を温めるようにしたり、

背中にカイロを貼ったりして対応しましたが、それでも手の感覚がなくなって、

2人とも苦労していました。

 

おうた の今日の目標となった「ちいせみ」へのチャレンジの様子です

 

2便目。カイロを入れたチョークバックを持って。

久しぶりにチョークバックをつけたら、ヘルメットを被るのを忘れた～

　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　　↓3便目。マスタースタイルで。

　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　　↓先にトライをしていた方のヌンチャクをお借りしていたのですが、

　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　　↓他のルートのトライに移るため回収されたので、自分で掛けます

　

 

そして、4便目でレッドポイント寒くて手がかじかむ中、言い訳もせずに良く努力しました

　　　　　　　　　　　　　　　　　おめでとう

　

 

そして、えいと の目標ルート「ノーリー」10b/cへのチャレンジも、とても充実した内容でしたよ

 

1便目。

　↓　マスタースタイルだと、この1本目のクリップが決死の頑張りをしないと掛けられません

　↓　やっとの思いでクリップしてクライムダウンをして、一休み　そして改めてトライ開始

　↓　コンペではないので、このスタイルはアウトドアでは認められている登り方です

　

 

↓この後の、ヌン掛けとクリップが悪いしコワイ

　トップアウトできないかなと一瞬思いましたが、底力が上がって来ている えいと は、

　　　　　　「もうやるっきゃない」と覚悟を決めて前進したら、突破出来ました

　

 

↓2便目。マスタースタイルで決死隊だった1ピン目は、

　ヌンチャクが掛かっていると、左のガバからクリップ出来て一安心。

　でも、核心部に来ると手がかじかんでしまい、手の感覚が…

　トップアウトは問題なく出来るようになったけれど、本人はレッドポイントしたかったんだろうな～

　「悔しい～」と呟く えいと でした。

　

 

そして3便目。手の冷たさは変わらず。

でもヨレて来たけれど2テンでトップアウト出来たので、良しとしていました

回収もしっかり練習出来ましたね

　

 

えいとは今日、アウトドアでの限界グレードトライのビレイを、おうたに頼んでいました。

これは、精神的な進歩だと思います。

仲間を信じて委ねる。

そして、「こうして欲しい」ということも、はっきりと伝えていました。

これがあってはじめて、信頼と絆が生まれてくるのだと思います。

そして任された方も必死で応えようとするから、技量も上がります。

結果として、実力のある集団に育って行くのですね

強いチームとして育ってくれそうで、嬉しいですよ

 

寒かったけれど、2人とも積極的に、そして前向きに取り組んでいて、心持ちは暑かった

とても良かったと思います

こういう悪条件での経験こそが、君たちを強くします

次のアウトドアが楽しみだね

 

寒い中引率くださったお父様方、ありがとうございました

詳しくは後日『FCC日記』で連載しますね