スクールブログ
育心塾
2024.12.26

【レッスンレポート】12月の「育心塾」座学

月に1回行っている「育心塾」座学。

うちはクライミングクラブでありますが、子どもたちを対象にしている限りは

クライミングと共に生き様を学ぶ場でもあってほしいと思っています。

ただ登ることだけが上手い人間を育てるよりも、クライミングを通して生き様を学び、

また自分が生きていく上での信念をクライミングに活かして行く、そんな人間を育てたいし、自分もそうなりたい。

 

小学校高学年から中学生が多くレッスンに来る水曜日の時間を利用して、

30分のみの座学の時間を公開募集して、今回で4回目を迎え、

参加者は ハルト(小5)、ケンタ(小6)、タイシン(中2)、たつみ(中2)、えいと(中2)の

5人でになりました。

 

今回の座学のテーマは「身体は『何が正しいか』を知っている①~生活習慣編~」と題して、

私たちの身体は、「正しい」行動は何か?を知っており、

正しい行動をすると身体は自然と強くなることを、宇城憲治先生が考案した検証をもとに実験してみました。

 

昔は口うるさく注意されたけれど、現在はあまり重要視されなくなった日常の立ち居振る舞いの躾のうち、

①靴やスリッパを脱いだ後で、乱雑に脱ぎ散かした時ときちんと揃え、次に履けるように向きを変えて準備した時

②食事のマナーで肘をつく、足を組むなどのマナーの悪い状態で食事をした時と、

 正しい箸と茶碗の持ち方で姿勢を正して食事をした時

③物の扱いで、投げるように乱雑に置いた時と、両手を使って丁寧に置いた時

この3つの場面における乱雑な所作と、昔ながらの躾に沿った振る舞いの両方をわざと行って、

背中を人に押してもらって、身体の揺らぎ方を比べてみました。

 

結果、全員が明らかな身体の違いを感じたようで、乱雑な所作をした時は身体が弱く、

ちょっと押されただけですぐ崩れてしまいましたが、躾に沿った振る舞いをした後は身体に芯が出来て、

ちょっと押されたくらいではびくともしなくなりました

 

これは、それらの振る舞いの根底にある「心の在り方」が、無意識下で身体に影響を与えていると考えられます

「心身一如」という言葉がある通り、私たちのご先祖様である昔の日本人は、心と体の深い関連性を熟知していて、

日常の生活全てをトレーニングの場としていたのですね

何と合理的なのでしょう

心で行動が変わりますが、逆に行動で心を育てて行くこともありますから、

こうした身体を強くする行動を習慣にすれば、自然と「ぶれない」心身を育み、

「ぶれない」生き方が出来るようになるでしょう。

そういう人は身体に「気」が流れて「肚」が据わってくるそうです。

「肚」が出来てくると、「ビビる」ことがなくなり、

いじめなどの問題にも打ち勝つパワーが生まれ、意欲的になれるそうです。

クライミングで「怖い~」と感じるルートのトライも、肚を決めて果敢に挑めるようになるかもね

 

子どもたちの感想です

ふだんから〇と×をつけたもの(①~③の実験のことです)を守って行きたい。みんながやっていないからやってみたいです。

(今はみんながやらなくなった生活習慣を通じて 自分の深い部分を強化して行くと、将来的に、やっていない人と大きな人間力の差が出るように思います。意味が分かると やる気になるよねby福山)

こういった一つ一つの行動が自分の心のしんを育てていくのだなと思った。なにげない行動でも意識して、最終的には無意識にできるようにしていきたいです

(なにげない行動の重要性が良く理解出来て来ていると思います。あとは実践あるのみby福山)

今回の座学で、無意識にやっていることも、体に力がついていると知って、これからも気をつけようと思った

(そうだね。先ずは気を付けて行動してみる。それが当たり前になった時、とても強くなってブレない人間になっているんじゃないかなby福山)

ちゃんとしていなかったときは1ぱつでたおれて、ちゃんとしていたときは2はつでたおれたから、自分のしんはマジでよわいことがわかった。

(でも、1発から2発へと強くなっているよね。やっていない時との違いを知ることが大切やって行くうちに強くなって行くわけだから、やらないよりやった方が良いよねby福山)

今回僕はこのざがくで生活のみなおししていき どのように生活するか考えたい。

(考えるだけでは何も変わらないんだよね。「何をするか」がとても大事。具体的に実験したじゃんby福山)

 

 

タイシンのお母様の差し入れの美味しいお菓子をみんなで頂いて、楽しい座学の時間となりました

タイシンママ、ありがとうございました

 

    ↓差し入れのお菓子

    

 

 

【追記】

座学の時に、日本人のお箸と茶碗の持ち方は、手の平を上にする所作によって芯が出来るようになるらしいよ、という話をした時に、たつみから「西洋の人は違うんですか❓」という質問が出ました。その時、武術の型で手の平を上にする所作を西洋の人がやっても強くなっている、宇城先生の海外セミナーの映像の様子を思い出して、「西洋の人も同じかも知れない」と答えたのですが、後で、宇城先生が「西洋の人のナイフとフォークの持ち方は逆に手の平を下にする所作だけれど、試してみたら西洋の人は、このナイフとフォークの持ち方で強くなっていた」と話されていたことを思い出しました。だから、受け継がれてきた伝統文化や骨格などによって、有益な所作も違うものになるみたいですね。因みにナイフとフォークの持ち方をすると、日本人は体の芯が作れないそうです。今度試してみようね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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