1度でもクライミング経験の
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横浜・川崎のキッズ専門クライミングスクール【フクヤマクライミングクラブ】
昨日5月28日(日)、お天気に恵まれて
5月の「女子会アウトドア@湯河原幕岩」は無事終了しました
今回で2回目となる、主に女の子たちを対象にアウトドアに出てみようというこの企画ですが、
今回はルートクライミングにチャレンジしてみました
参加者は、みおちゃん(小6)、タナカ(中3)、かねちゃん(高1)の3人
ご家庭でもクライミングを楽しんでいる みおちゃん 以外はアウトドアでのルートが初経験なので、
「コワイ~」って言うかな❓ いきなりリードは厳しいかな❓などの心配もあり
どのようにレッスンを進めるか、少し悩みました
でも、最初が肝心
もう大きくなって来ている今日のメンバー。
最初の段階で、先ずは自分の力で何とかしようとする心意気と、
自立に向けての心構えを植え付けて行かないと、
その後の進歩成長に大きな障りとなりますし、
この心構えがクライミングで身につけば、彼女たちの「生き様」にも大きな恵みとなるはずです
なので意を決して、トップロープ用のロープは持たずに、
アウトドアでのリードクライミングを「一」からしっかり覚えてもらうつもりで
代わりにクイックドローを多めに持って行きました。
岩場に着いて一休みしたら、先ずはトポでエリアの概要をチェック。
次にクイックドローの掛け方、終了点の説明と利用時のマナーなどを説明してから、
一人ずつセルフ用のヌンチャクを取ってもらい、一番容易なルート「おたまじゃくし」5.6で実践です
先ずはみんなにルートを見てもらって、
「このルートをクイックドローをセットしながら、終了点までたどり着ける自信のある人~」と聞いたら、
あかねちゃんが手を挙げました
そこで、あかねちゃんにマスタースタイルで登ってもらうことに決定
後の人は、あかねちゃんがセットしたクイックドローを使ってリードで登ることにしました
自信の無いみおちゃんと、クライミング自体がビギナーで、生まれて初めてのことばかりのタナカには、
あかねちゃんがロープを捌いている間に、
1本目のボルトに手が届くところまで登って、クライムダウンをする練習をしてもらいました
安全にアウトドアでのクライミング活動をするためには、クライムダウンの技術は欠かせません。
1本目のクリップまではロープの確保がないので、行き詰ったら自分で降りるしかないのです。
(そしてアウトドアでは大抵、1本目が高い)
2人とも無事にクライムダウンが出来て、少し岩に馴染んだようでした
あかねちゃんのロープの準備が出来ました。
アウトドアでは、ロープの準備の他に、クイックドローの準備も欠かせません。
途中の支点はいくつある❓ セルフ確保用のヌンチャクはある❓ 終了点にセットする分は❓
確認することはたくさんあります
安全にかかわるから、用心深く準備しましょうね
さて、マスタースタイルで登るあかねちゃん。 そしてリードで登るみおちゃんと
タナカです みんな冷静にリードで完登出来ました あかねちゃんはビレイにも活躍です
そして、回収作業も学びましたこのルートは、以前は終了点に残置ビナがなかったので、
結び替えで降りるほかはなかったのだけれど、今回は安全環付きカラビナが設置されていたので、
私が出張らなくても、
子どもたちだけでクイックドローのセットから回収までの、一連の流れが経験出来ました
そろそろ良い時間。みんなで予定を話し合い、1時半までお昼&昼休みになりました
皆さん、美味しそうなお弁当ですね でも、カメラを向けるとみんなマスク… なんでかな~
午後のクライミングは「シルクロード」5.7をリードで挑戦です
こういうバランシーなクライミングが得意な あかねちゃんが、マスタースタイルでチャレンジしてみることに
なかなか意欲的ですね
最近は終了点の残置カラビナの摩耗を防ぐために、
トライを重ねる時には、自分たちのクイックドローをセットするのが時流なので、
あかねちゃんには終了点でのセットもお願いしました。
さっきとは違うタイプの終了点だったので、勉強になったかな❓
降りて来たあかねちゃんに感想を聞いたら「怖かった」とのことでした。
そうだよね、マスタースタイルは次にどこに行けば良いのかを探さなくてはならないから不安になるよね。
次にみおちゃんのトライです。
湯河原幕岩に決まった時、彼女は「怖くて、トップロープでも終了点まで行けていないんです。。。」と、
自信がなさそうな様子でした。
トライ開始直後も、「コワイ~ も~いや~」を連発し、
途中からは、「ママ~助けて~ どーしたら良いの~ ○×◆!?…」と半狂乱になりながらも(笑)
「テンション」とか「降りる」とは、一言も言わずに、ナント、完登してしまいました
そして、色々なことが初めてのタナカ。
インドアでは、頑張りすぎて冷静さを欠くことがあったので、少し心配だったのですが、
とても冷静に、そして楽しそうに完登出来ました
タナカで一巡するので、全員が1回だけで2回目の練習はしないのであれば、
あかねちゃんがセットしたクイックドローは回収しなくてはなりません。
そこで、「もう1回やりたい人❓」と聞いたら、全員が手を挙げました
あかねちゃんの2回目は、とてもスムーズでした。
マスタースタイルと、ヌンチャクが掛かっていることの精神的な違いに気が付いたのではないかしら。
そしてみおちゃんは、お母さんに「次は無言で登る」と宣言してのトライだったそうで、
宣言通り無言で登り切りましたそしてその登りは、見切りよく良く動けていて、集中しているようでした。
彼女の中で、何かが変わった瞬間だったのかも知れませんね
タナカは、2回目も冷静さを欠くことなく、楽しそうに登っていました
「買ってもらったセルフ用のヌンチャクを使ってみたい」と言うので、
クイックドローの回収をタナカにお願いし、その時にセルフを取ることも経験しましたね
ここまでで、少し時間が余りました。
「センセイ、どうしますか~❓」とお嬢さんたち
「では、さっき登った『おたまじゃくし』を、自分でクイックドローをセットしながら登り、
自分で回収するのはどう❓」と聞いたら、
たなかとみおちゃんが、勢いよく「ハイッやりたいです」と手を挙げました
あかねちゃんは、さっきやっているので大丈夫、とのことでした。
で、あかねちゃんにはビレイをお願いしました
たくさん経験して、腕を磨いてね
ヌンチャクをセットしながら登り、回収。
大分自信がついて来た みおちゃん。しっかり動けるようになって来ていましたよ
身につけたい技術は、まだまだたくさんあります
今日は、その奥深さを知る第一歩となり、
「自立する」ことの大切さに気付いてくれたら、とても意義深いレッスンとなったかな、と思います
ビレイに入ってくださったお父様、お母様、ありがとうございました
今後は自分たちでビレイも学んで、「自立」した活動を目指して行けたら、と思っています。
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