1度でもクライミング経験の
ある方はこちら!
横浜・川崎のキッズ専門クライミングスクール【フクヤマクライミングクラブ】
9月25日の初中級2時間クラス@Pump2KAWASAKIでは、クライミングの「レベルアップレッスン」に出てくれた子どもたちに、レッスン終了後の19:30~20:00の30分間、「座学」を受けてみないか声をかけてみたところ、チームメンバーである、えいと(中2)と おうた(中1) の他に、ケンタ(小6)とタイシン(中2)が「受けてみたい」と参加してくれました
クライミングは危険と隣り合わせである点から、精神性の涵養に通じるところが多々あり、そういう視点を取り入れた活動が、子どもたちの ものの見方や価値観、人間形成にとって 大変有益であると考えています
なのでFCCでは、単に難しい課題やルートが登れるようになるだけの指導ではなく、「座学」の時間を設けて ワンポイント的に子どもたちの気付きの契機となるレッスンをしています。
今までは「チーム」と言って、FCCの中核となる子どもたちだけに行っていたレッスンですが、「チーム」の活動や理念は時流に合わないのか、希望者が少なくて、10月からは えいと 独りになってしまうため、「チーム」以外の子どもたちにもその輪を広げて、豊かな人間性を醸成して、将来明るく暖かい日本社会を築いて行ってくれる人材を育てる一助となればと思い、声掛けをした次第です。
今回のテーマは「感謝」について。
「感謝」の心が必要とよく言われますが、それはなぜなのでしょうか❓
子どもたちの心の基底にどっしりと「感謝」の心が根付けば、人の尊厳や地球や自然との接し方、動植物への接し方、全ておいて視線が変わると思うのです。
それはクライミングに関していえば、クライミングへの取り組み姿勢や仲間との接し方、クライミング中の心の在り方に影響を与えて、自然と強く美しい登りを獲得して行くはずです。
さて、今回の座学では先ず「なぜ感謝は必要❓」と子どもたちに問うと、「人と人との関係を良くするため」「人から受けた親切に対して、自分の利益に関係なくありがたいと思う心が大切だから」「人は独りでは生きられないのだから、他の人に対してありがたい気持ちを持つことが大事」「裏表のない本心で人と接することが大切であるため」など、口々に答えてくれました。
子どもたちの考えをまとめると、人と人との関係性や他者を尊重することを大事に考えているようです。
なかなか的を得ているではないですか
もちろん、これも十分大事で良い意見なのですが、さらにもう少し深掘りをして、その大本となる「存在」そのものに対しての感謝を心中に据えると、ゆるぎないものになる気がします
今回のレジュメでは、1ミリにも満たない受精卵だった私たちが自ずと細胞分裂を初めて、私たちが出来上がってきたことや、私たちの体内では37兆個の細胞やその10倍の数の細菌たちがお互いに調和し協力して、私たちの体を保ってくれていることを確認。
この命を形作っているのは一体誰なのか
最新の生命科学でも、充分に解明されていないらしいのですが、生命科学の第一人者であった筑波大学名誉教授の故・村上先生は、こうした命を与えてくれている存在を「グレートサムシング」と呼んでいました。私たちは、こうした命の神秘の存在そのものであるのです。
そしてもう一点私たちはその与えられた命を、自分で止めることは出来ないのだ、という点を押さえておきたいものです。
「心臓よ止まれ」と念じても、心臓は動き続けて行きます。自分の意志に関係なく。死ぬためには自分の身体を破壊する行為をしなくては止められないわけです。
この2点を考えると、私たちは偉大な何者かに「生かされている」存在なのですよね。
凄いことです。だから、一人一人がかけがえがないのだ、ということを子どもたちに伝えました。
以下は子どもたちの感想です。
細ぼうをふやしている何かが 今の科学でもわかっていないと知って命を大事にしようと思った
ぼくは、自分が生かされていたり人として生きられることについてのありがたみ、何もかもが かんしゃ しかないし、今生きているこのしゅんかんの ありがたみ についてしることができた。だからこそ、このことをふまえて生きて、クライミングをしたい。
今日は感謝について考えて、感謝とはよく考えると自分が「生かされている」の結ろんにいたるなど、感謝には色んな可能性があると思いました。自分は感謝するときには、心から思って「いただきます」のときは「命」をいただくことを考えて感謝したいです。
細胞は人間の数より多い37兆個もあって協力しているのに、人間は70億人で戦争をしていると思うとみじめだなと思いました。だからこそ感謝を互いにしてつながりを大切にすることが大切だと思った
みんな深く考えてくれました
こういう心を持てば、瞬間瞬間を輝かせて生きることが出来るし、それはクライミング時の集中にも役立つでしょう。
素直で謙虚で真に強い人間は調和をもたらし、周囲の人に希望を与えます
一人一人が、自分を大きく育てて行こうね
おうたが 部活に専念することになり、みんなに会うのが今日で最後になりました。
座学は おうたがみんなに持ってきてくれたカップケーキを食べながら、和気藹々と行いました
最後にみんなで記念撮影
おうた、元気でがんばってね
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当クラブの体験レッスンは通常のレッスンに参加していただきます。一度でも経験があるお子さんであれば、 どなたでもご参加いただけますので、まずはクラブの様子を見に来てみてください!